新型コロナウイルス対策「全身の免疫力を高める」
投稿日:2020年03月30日 09:00
新型コロナウイルス対策の切り札となる方法について、目指すところは言うまでも無く、気道内表面の細胞たちを元気にすることです。
具体的には、先ずは中国の武漢の二の舞にならないように、汚染された空気を吸わないことです。
日本の空気は比較的マシかも知れませんが、平均すればキレイと言えるようなものでもありません。
出来る限り空気の綺麗な所で過ごしたり、そのような場所に出かけたりすることです。
次に、粘膜上皮細胞の健全性を維持したり増進させたりすることが出来るように、必要な栄養素や成分を与えることです。
栄養素としては、β-カロテンなどのビタミン類や、粘膜の健康維持に必要となる亜鉛などのミネラル類、これら以外にも、植物性食材には抗酸化成分(ファイトケミカル)が多く含まれていますので、それらを充分に摂取することです。
それと共に、食べることによって出る唾液は、気道から排泄されてきたウイルスを胃に送り込んで強酸攻めにし、無毒化するために大変重要です。
硬めの玄米冷やご飯や、硬くて繊維質の多い植物性の食材は、多くの唾液を出すために最適な食材ですので、よく噛むことを意識して食べる事です。
環境中の湿度も大きく影響しますから、滝の水しぶきが辺りに充満している場所とか、湯気が立ち上る温泉に行かれるのも有効だと思われます。
部屋に加湿器を置くのも有効です。
そして全身の免疫力を高めることです。一つは日光を浴びることです。
単にビタミンDだけの問題ではありません。太陽光を浴びることには計り知れないメリットがあります。
子どもたちに外出を禁止している地域もありますが、これは最悪のウイルス対策です。
子どもたちには幼稚園や学校に行かせ、校庭で思いっきり遊ばせるのが最善の新型コロナウイルス対策になります。
免疫力を高める方法の二つ目は、いわゆるブースター効果を利用することです。
現在、新型コロナウイルスのエンベロープ(外側の膜)を壊すために、そこら中にアルコールが撒かれています。
それによる最大のデメリットは、他の多くの微生物が死んでしまうことです。
多くの常在微生物によって、病原性の強い微生物が侵入することや増殖することが防がれています。
ヒトそのものの力は微力ですから、体に宿ってくれている常在微生物が助けてくれているのです。
消毒や殺菌という行為は、その強力な味方を失うことに直結しているのです。
今回の騒動から学ぶべき事は、私たちの体には、細菌やウイルスを始めとする様々な災厄から体を守る大変優れた防御機能が誰にも備わっていて、真に正しい生活習慣を実践していれば、生涯病気と無縁の人生を送る事が出来るのだという真理に気付く事です。
杏林予防医学研究所 所長 山田豊文氏より
https://www.lifestyle.co.jp/2020/03/1_52.html
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