奉納 第二十八回「八ヶ岳薪能」2
投稿日:2018年05月28日 09:00
■狂言 文荷 ふみにない 野村萬斎
中世は男色流行の時代。稚児へのラブレターを主人に託された太郎冠者と次郎冠者。竹杖の真ん中にぶら下げて二人で担いでいくが、なんとも重い。二人が内緒で文を開けてみると「恋しや恋しや」。
こう小石だくさんでは重いはずと、文を奪い合ううちに破ってしまう。老いらくの恋を世阿弥が描いた能の「恋重荷」をパロディ化した狂言。古くは「文裂き」と呼ばれたらしい。「言語遊戯」、言葉の洒落を楽しむ「珍(めずら)敷(しき)狂言」が今年は選ばれた。
野村萬斎は改めていうまでもない時代の旗手。最新のテクノロジーと合体した「三番叟」はNHKでも重ねて放映され、野村萬斎主演の映画「陰陽師」の祈りの型と音楽によって羽生結弦が、ピョンチャン・オリンピックで金メダルを得たことは、記憶に新しい。
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