|
第二十七回「八ヶ岳薪能」2
投稿日:2017年06月01日 09:00
■狂言 二人大名 ふたりだいみょう 野村萬斎
都へ上る大名が、友人の大名を誘って出かけるが、家来を連れず自身で太刀を持っているので、だれか通りがかりの者がいないかと待つところに、急ぎの使いの者がやってくる。無理矢理道連れにしたばかりか、脅迫して太刀持ち代わりにしてしまう。「太郎冠者と呼んでもいい」のなどと大名を喜ばせていた男が、急に太刀を抜いた。
形勢逆転。脇差しから、装束まで取り上げられた大名。その上、犬が噛み合う真似から鶏の蹴合う有様までさせられる。「京に京に流行る起き上がり小法師。やよ。殿だに見れば、つい転ぶ。合点か・・・」は当時流行の小歌。辻君のことである。次第に大名が興に乗って面白がり始めるところが、いかにも狂言らしい。
★奥会津、中国で桐の植林を行なっています
桐の植林から開発した商品の売り上げは桐の植林活動に使われています
http://www.lifestyle.jp/kiri.html
https://www.lifestyle.co.jp/2017/06/2_18.html
|
|