健康と医療「小腸の偉大な働き」3-2
投稿日:2016年02月24日 09:00
■セロトニンのもう一つの役割
セロトニンはその他、人の精神活動をコントロールできるというとんでもない働きも持っています。精神活動というのは多様で複雑ですから、セロトニンの多い少ないで説明します。セロトニンが不足すると、人はイライラして怒りっぽくなりまた悲観的になりますので、セロトニンの不足は精神を不安定にさせます。セロトニンが満ち足りていると、人は前向きになり活発で明るく生きられます。そういうことからセロトニンのことを「幸せホルモン」と呼ぶようになりました。
我々は幸せを感じるのは脳であり、不幸に感じるのも脳だと思っていますが、脳だけではなく腸も人の気分や気持ちに大きな役割を果たしている、というより、脳の幸不幸は腸次第と言っても過言ではないかもしれないのです。腸が汚れていてセロトニンが出た時脳波は不安定になり、腸が善玉菌だらけだと脳は安定すると言えるかもしれません。
■腸と乳酸菌
セロトニンは95%が小腸で作られますから大半は腸にあります。脳で作られるセロトニンはたったの2%ぐらいです。大変少ないですが、一応脳でもセロトニンは作られています。腸で作られたセロトニンはBBB(血液脳関門)を通過出来ません。ですから、脳のセロトニンはトリプトファンというアミノ酸から作られます。魚や納豆、豆腐、肉といったものを食べればトリプトファンになってセロトニンは作られるのです。
参考文献:「森愛の響き」鶴見隆史医師著
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