日本の薬がエボラ出血熱に効果
投稿日:2014年10月23日 09:00
感染の拡大が世界的な脅威となっているエボラ出血熱。これに感染して治
療を受けていたスペイン人看護師について、スペイン政府は「治癒した」と
2014年10月22に発表しました。同政府は治療薬を明かしていませんが、スペ
イン国内の報道によると日本製の抗インフルエンザ薬「アビガン」が投与さ
れたといわれています。
エボラ出血熱は今年3月から西アフリカの3カ国(ギニア、リベリア、シエ
ラレオネ)で流行し、9月28日までに3000人以上が死亡している致死率の高
い感染性の疾病です。患者の体液(血液、分泌物、排泄物、吐物)に触れる
ことにより感染し、患者は、2-21日(通常は7-10日)の潜伏期間の後、発
熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、脱力、出血などに襲
われます。
8月にはWHO(世界保健機構)が、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急
事態」との声明を発表しました。アフリカのみならずアメリカやヨーロッパ
でも感染者が現れ、エボラ出血熱への対策は世界的に急務となっています。
そんななか、富士フイルム傘下の「富山化学工業」が開発した抗インフルエ
ンザ薬「アビガン」がスペインで患者に投与され、治癒に成功しました。
アビガンはエボラ出血熱の治療薬としては未承認ですが、フランスやドイツ、
ノルウェーでもエボラ出血熱の治療薬として使用されており、フランスでは
この薬を投与された患者が治癒し、退院した例も報告されています。
アビガンについては、イギリスの大学から「ノロウイルスにも効果を発揮す
る可能性がある」との見解も示されており、世界的な注目が集まっています。
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https://www.lifestyle.co.jp/2014/10/post_735.html
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