健康と医療「酵素」がつくる腸免疫力1

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 健康と医療「酵素」がつくる腸免疫力1

投稿日:2014年03月27日 09:00

現代人は食事の欧米化による脂質の摂りすぎや食物繊維の不足により腸内
環境が悪化して、様々な病気を引き起こすと考えられています。人間は食物
からの栄養を腸でしか吸収することができません。毎日を快適に過ごすため
には、バランスの取れた食事が望ましいのですが、現実的にはなかなか難し
いといえます。天然由来の有用な食品成分を積極的に摂取することが、健康
維持には欠かせません。

■腸が体の免疫力と大いに関係がある理由

・年齢とともに移行する免疫器官

腸管免疫を活性化させれば、体の免疫力の強化につながり、がんやほかの
病気の治療も進みますので、その免疫について考えてみます。がんを例にと
ってみますと、現代の日本では、がんは2人に一人がかかり、3人に一人が
死ぬという時代になっています。そのがんはどうして生まれるのでしょうか。

私たち人間の体は毎日1兆個の細胞が死んでいますが、それを補うように
新たな細胞が同じほど生まれています。細胞分裂で生まれるのですが、なか
には細胞の設計図であるDNAをしっかりとコピーできない不良品も生まれ
ます。その数は、毎日5千個ほどといわれています。

コピーミスの細胞はアポトーシス(プログラムされた細胞の自死)でほと
んど死んでしまいますが、なかには死なない細胞もあります。これががんの
芽で、これを退治してくれるのが免疫細胞です。だから私たちはめったにが
んにならないのです。この免疫細胞たちはがんの芽に限らず、細菌、ウイル
ス、カビのような病原体に対しても同じように働いてくれます。

しかし、なんらかの理由でこの免疫の働きが弱くなったりすると、がん細
胞や病原体が猛威をふるうことになるのです。人間の免疫力は20歳あたりが
ピークで、40代はピークの半分、50代になるとピークの3分の1くらいまで
減少することがわかっています。

加齢とともに免疫力は低下していきますが、それは免疫細胞の主役・リン
パ球を作っている胸腺が退化してしまうからです。がんが40代から増え出し、
高齢者になるほど多くなるのはこうした理由からです。

中年以降は、免疫系機関の中心は胸腺から腸管リンパ組織に移行します。
そして、この腸管免疫は腸内環境がいい限り、高齢になっても機能し続ける
のです。腸を健康に維持しなくてはいけないことが、このことからもわかり
ます。

■腸免疫力を高める食物繊維

・成人病の根源は、食事が食物繊維を失ったから

私が腸の健康で酵素食と同じくらい注目しているのは、食物繊維の存在で
す。食物繊維とは炭水化物の一種で、「ヒトの消化酵素ではほとんど消化さ
れない高分子の成分」と定義されているものです。昔は「食べ物のカス」扱
いでしたが、いまではこの食物繊維が健康に大いに貢献していることは、多
くの人たちに知られるようになっています。しかし、それでも私はまだ浸透
が足りないと思っています。 
                                      >>>続く

★腸管免疫を活性化させ、体の免疫力の強化につながる「鶴見式ファイバー」
http://www.lifestyle.jp/turumifiber.htm
 



https://www.lifestyle.co.jp/2014/03/post_656.html
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