福島県浪江町放射能除染2
投稿日:2013年10月30日 13:00
福島放射能除染推進委員会は有志メンバーにより組織化された任意団体で
す。浪江町の帰還困難区域へ公益目的での立入許可を得て、高嶋開発工学総
合研究所の技術提供により、複合発酵と耐放射性細菌の土壌発酵による除染
を実施しています。
「微生物伝導師」と呼ばれる李祥羲(イ・サンヒ)元科学技術処長官(緑
色生活知識経済研究院理事長)は「福島県の土壌の放射能汚染問題は微生物
で解決できる」とし「すでに除染は立証された」と述べました。関連発表会
に出席するため日本を訪問した李氏は2013/10/23、東京で韓国中央日報のイ
ンタビューに応じ、このように明らかにしました。
李氏が共同研究者として参加している「福島放射能除染推進委員会」は
9/26から10/19まで「土壌発酵による放射能除染」を行い、10/22に福島県庁
でその結果を発表しました。福島第1原発から20キロ離れた浪江町の100坪
規模の土地が除染現場で、李氏は「わずか3週間の除染だったが、放射能物
質が70%以上減ったことが確認された」と伝えました。
除染は「放射能汚染地に培養した微生物菌や液体肥料をまいて発酵させた
後、放射能数値を実験前と比較しました。9/25に採取した土壌と10/14に採
取した土壌を比較したところ、放射性セシウム134とセシウム137がともに70
%以上も減り、平均的には73%減りました。」
いつから微生物を利用した放射能除染に関心を持ったのかという質問に、
「2011年の原発事故直後、菅直人元首相に手紙を送り、微生物が放射能を除
染する方法を提案しました。原爆にあった広島や長崎の人々が速やかに暮ら
せる土地に回復したのも微生物の役割が大きかったのです。今回は土壌に対
する除染でしたが、海水汚染問題にも適用が可能だ」と話しています。
3週間の除染で核種分析の結果、除染値では最高9割以上ベクレルが減っ
ています。それに対して水だけ撒いて土を掻き雑ぜた比較対象地は線量が上
がっています。汚染土を外に出さず、その場で除染できてベクレルまで下が
るのは土壌発酵法しかないようです。
■記者会見資料
複合微生物体系の土壌発酵による放射能除染
2013年9月26日(除染作業開始)-2013年10月19日
http://fujiwaranaoya.main.jp/10_21pdf.pdf
■記者会見動画
福島県双葉郡浪江町
土壌発酵による除染現場ライブ中継
https://www.facebook.com/fukushima.decontamination.resolve?fref=ts
福島放射能除染実施委員会 委員長 藤原直哉
https://www.lifestyle.co.jp/2013/10/post_670.html
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