健康と医療「現代人に極端に不足している酵素」2
投稿日:2013年09月23日 15:00
■腸内環境の悪化があらゆる病気を引き起こす
人間の体を樹木に例えると、根っこは腸絨毛(小腸内壁にある無数の突
起)、土壌は腸の中の栄養物、樹液は血液やリンパ液、葉っぱは肺、幹は筋肉
や
骨に相当します。樹木が根を通じて土壌の栄養を吸収するように人間の腸絨
毛には栄養吸収細胞があり、ここから腸の中の栄養物を吸収するのです。ま
た、最近の研究では人間の免疫の70%は小腸、10%は大腸にあり、合計80%
は腸にあることが判明しています。人間の健康にとって腸がいかに重要であ
るかということです。
土壌が腐敗していると樹木も枯れてしまいます。同様に、腸での消化吸収
活動が十分に行われないと、窒素残留物という腐敗物が毒物となって腸内に
炎症を起こし、またそれが吸収されて全身に活性酸素が広がり、様々な不調
や病気を引き起こします。自分のおならや便が臭う人、また便通がスムーズ
ではない人は要注意です。従って、健康になるために何より重要なことは、
腸の消化を司る酵素をしっかり摂取し、そして酵素の働きを阻害する悪い食
べ物を極力口にしないで、腸内環境を健全に保つことなのです。
酵素を阻害する物質は主に四つあります。それは重金属、薬、種、白砂糖
です。重金属はヒ素、水銀、鉛、カドミウムなどで、いずれも公害問題で注
目を集めました。薬は化学物質であり、人間の体には異物であるため、長期
的に飲んで良いことは一つもありません。種には食物が発芽する前に変質す
るのを防ぐ働きがあり、これが人間の体に入ると酵素の働きを止めるのです。
白砂糖は消化が悪いために大量に酵素を消費するばかりでなく、消化されず
腸に残って悪玉菌などの栄養となってこれらを繁殖させ、腸内腐敗が進むの
です。
■生の食べ物には酵素がたっぷり
日々の食事を通じて酵素を上手に摂取するにはどうすればよいでしょうか。
食物酵素は様々な動植物から摂取できますが、48度以上の加熱によって死滅
してしまうため、生きた酵素を摂取するには「生」で食べることがポイント
です。スコットランドの研究者オアー氏らが、加熱した食物だけ与え続けた
ネズミと、生野菜を与え続けたネズミを比較したところ、前者には繁殖能力
の低下や感染症にかかりやすい等の弊害が生まれ、様々な病気が現れました。
その一方で後者は至って健康で通常の寿命の二倍も長生きしたといいます。
また戦前、アメリカの動物園の動物たちは病気ばかりして短命でした。原
因を調べたところ、加熱食ばかり与えていたことが判明し、生の食べ物しか
与えないようにしたところ大変元気になり、ほとんど病気をしなくなったと
言います。このように、酵素のたっぷり含まれた生の食べ物を摂取すること
は健康づくりの重要なポイントなのです。ところが世間では、生のものを食
べたら冷え性になるという通説を信じている人が多いようです。しかし生の
ものを通じて酵素をたくさん摂取すれば、末梢の毛細血管まで血液がスムー
ズに流れるようになるため、体は温まるのです。冷え性が改善したという例
も多数あります。
また、酵素を外から摂取しても胃で死んでしまうので意味がないといった
説がテレビで紹介されたことがありますが、これも誤りです。確かに胃で不
活化する酵素もありますが、これは一時的に眠ってしまうだけで、腸に達し
たところで働き始めるのです。酵素を効率よく摂るためには、良質なビタミ
ン、ミネラル、食物繊維が豊富な野菜や果物から摂るのが一番です。そして
そのまま食べるだけでなく、低速ジューサーでジュースにして飲んだり、丸
ごとすり下ろすことで、細胞内にある酵素が外に出てきて活発に働き、酵素
量は何倍にもなります。
生ジュースは時間が経てば酸化してせっかくの酵素も減り、逆に有害な活
性酸素が増えるので、作ったらすぐに飲みましょう。消化がよく、栄養がす
ぐエネルギーになるのが利点ですので、消化に負担がかかる牛乳やヨーグル
トなどの動物性タンパク質は加えないでおきましょう。またカット野菜、カ
ットフルーツは、外気に触れて酸化が進み、酵素も少なくなっているので、
素材は丸ごと入手しましょう。なお、ジュースが飲みにくい場合は少量の甘
みを足しても構いませんが、酵素を阻害する白砂糖は避け、ハチミツなどの
天然甘味料を使ってください。毎日の食事を通じて酵素をたくさん摂る習慣
をつくり、健康でいきいきした毎日を送ってください。
「鶴見式酵素」
http://www.lifestyle.jp/turumikoso.htm
https://www.lifestyle.co.jp/2013/09/post_575.html
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