ストレートネック
投稿日:2012年08月23日 09:00
長い間、イスに座ってパソコンに向かう現代人の間で増えているのがスト
レートネックと呼ばれる症状で、文字の通り、首の骨が真っ直ぐになってい
る状態を指します。正常な人の頸椎は緩やかなカーブを描いて重い頭をバラ
ンス良く支えていますが、ストレートネックの人は湾曲がほとんどなく、真
っ直ぐになってカーブが崩れているため頭が頸椎より前にきて、重い頭を首
や背中の筋肉で支えなければならなくなり、慢性的な頭痛や首の痛み、肩こ
りといった症状が出てきます。
毎日5時間以上のパソコン使用や脚を組んでのノートパソコン使用頻度が
多く、キーボードを遠くにおいて使用する人や腕を上げるとどちらかの腕が
耳につきにくいとか、1日30分以上歩いていない、スマートフォンで1日1
時間は画面を見ている、目が疲れやすく、ドライアイになりやすい、また、
枕がない方が寝やすい、仰向けで寝にくいなどの項目に半数以上当てはまる
人はストレートネックになっている可能性があります。
ストレートネックは予防が大切で、普段の生活習慣、特に座り方に気をつ
ける必要があります。下腹部に力を入れて、骨盤から背骨にかけて立った状
態を意識して負担の少ない座り方をすることが重要です。長時間同じ姿勢で
座り続けるときは、1時間に1回は簡単なストレッチをすると良く、骨盤を
起こしてしっかり座るには、骨盤から腰、背筋のストレッチや腹筋などの筋
力訓練も大切です。
脚を組まないように気をつけたり、ストレッチ体操として、腕を後ろに組
んで息を吐きながら肩甲骨の間の筋肉を緊張させるように胸を反らしたり、
イスに座ったまま両手を挙げて息を吐きながら腕も後ろにそらした後、肩か
ら首にかけての筋肉を左右交互にゆっくり息を吐きながら伸ばすとよいでし
ょう。また、うつ伏せ状態から腕を徐々に伸ばしてお腹の筋肉を伸ばしてい
く運動も効果があります。
https://www.lifestyle.co.jp/2012/08/post_592.html
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