携帯電話の電磁波
投稿日:2011年12月08日 09:00
世界保険機構が携帯電話から出る電磁波に「発ガン性があるかもしれない」
という評価を下しました。評価をまとめたのは、国際ガン研究機関のタスク
会議で、携帯電話と脳腫瘍に関する疫学研究や動物実験から携帯電話が出す
電磁波の発ガン性を「2B」と評価しました。これは危険性を示す5つのラ
ンクのうち上から3番目になり、コーヒーや鉛、ガソリン自動車の排ガスと
同程度のリスクになります。
電磁波とは電気と磁気の両方の性質を持つ「波」のことで、電気の影響が
及ぶ範囲を「電場」といい、磁気の影響が及ぶ範囲を「磁場」といいます。
この電場と磁場がお互いに影響し合って、電磁波の波がつくられます。電磁
波は一般に周波数であらわされ、X線やガンマ線などの電離放射線、紫外線、
可視光線、赤外線、電波(テレビ、ラジオ、携帯電話など)に分類されます。
電波の中でも電子レンジや携帯電話は「マイクロ波」と呼ばれる周波数の高
い電波で、携帯電話に使われる電波は800メガHz?2.1ギガHzの超短波やマイ
クロ波にあたります。高圧送電線から発生している電波は「低周波」と呼ば
れる周波数の低い電波です。
携帯電話をより安全に使う方法として、端末を耳にぴったりくっつけない
でイヤホンやマイクを使うとか、携帯電話を頭部から少し離して使用すると
か、ポケットに入れずにカバンなどに入れておくと不安も和らぎます。又、
長電話を控えてメールでやりとりしたり、電波が弱い場所では基地局とつな
がろうとして普段より多い電磁波を出すので、電波状況の良いところで通話
するなど電磁波の出力が弱くなるような工夫も必要です。
子供は大人よりも電磁波吸収率が50%ほど高いので、脳の神経細胞の遺伝
子が変形する可能性が大人よりも大きいと考えられますので、幼稚園児から
成長期にある子供たちには注意が必要です。仕事や生活と切り離せないツー
ルになっていますので、使い方を工夫する必要があります。
https://www.lifestyle.co.jp/2011/12/post_551.html
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