RSウイルス感染症が大流行

ライフスタイル総合研究所



 RSウイルス感染症が大流行

投稿日:2011年10月11日 09:00

 冬季に流行するRSウイルス感染症の患者報告数が、例年より早い時期から
増加しています。国立感染症研究所感染症情報センターのまとめによると、
RSウイルス感染症の小児科定点医療機関からの患者報告数は6月下旬から増
加傾向が続き、調査を開始した2003年以降で最も多い値で推移しています。

 同センターでは、「今後、冬季に向けてさらに報告数が増加するとみられ
る」と注意を呼び掛けています。同センターが2011.9.27に公表した速報値
では、9/12-18日の週の報告数は1414人。同時期(第37週)で過去最多だった
2008年の993人を大きく上回っており、同センターは、「例年であれば、10
月中旬から11月下旬に認められる水準」としています。

 都道府県別に見ると大阪の205人が最も多く、宮崎160人、東京126人、福
岡100人などと続いています。RSウイルス感染症は、呼吸器感染症の一つで
上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れます。

 乳幼児の肺炎の50%、細気管支炎の50-90%がRSウイルス感染によるもの
との報告があります。新生児や乳幼児が重症化しやすく、低出生体重児や心
肺系に基礎疾患のある人が特に重症化しやすいようです。

 主な感染経路は飛沫感染と接触感染で、同センターはせきエチケットや手
洗いの徹底が感染予防として重要だとしています。ただ、感染力が強く、ま
たRSウイルス感染症だと気づかない軽症例も存在しますから、保育園などで
の流行を抑えることなかなかは難しいようです。



https://www.lifestyle.co.jp/2011/10/post_540.html
コメントなどを募集中!
コメントしたことがない場合ライフスタイル総合研究所の承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されません。




ライフスタイル総合研究所について会社概要業務内容営業拠点 
Copyright(c) 1997 by (株)ライフスタイル総合研究所