放射能について
投稿日:2011年03月29日 09:00
この度の東北地方太平洋沖地震により、犠牲になられた方々のご冥福をお
祈り申し上げますと共に、被災された皆様、並びにご家族の方々に対しまし
て心よりお見舞い申し上げます。復旧、復興と皆様が一日も早く普段の生活
に戻れます様にお祈り申し上げます。
地震と津波により、福島原子力発電所では度重なる爆発が起き、放射能漏
れが心配です。放射能について調べてみました。
放射能は病院で受けるレントゲンのX線に例えると、透視するX線を放射
線といい、その発生源のことを放射能といいます。ちょうど「火」が放射能
にあたり、それから放射される「熱」が放射線にあたります。
私たちの身の回りにあるすべての物は水素、酸素、炭素など111種類ある
原子で形づくられています。ウランやプルトニウムは質量が他の原子に比べ
て大きいので、人工的に濃縮すると核分裂が連鎖的に起こり、多大なエネル
ギーを放出します。3%濃縮ウランの1グラムの熱量は石炭3?分に相当し
ます。
宇宙や地球内部では常に放射線が放出されていて、地上の温泉でも放射性
物質が溶け込んでいます。私たちが日常食べている食物にも放射線物質が含
まれていて、私たちは常に放射線を浴びて生活していることになります。放
射線の種類としては物質を突き抜ける力の強さや、物質と反応する能力の強
さでアルファ線、ベータ線、ガンマ線、エックス線、中性子線などがありま
す。人類は生命の誕生前から太陽の光と同様に放射線を浴びてきました。自
然界では、宇宙線や放射線の影響なしでは生命の進化を語れないくらい密接
な関係があります。
放射線の量を表すのはベクレルと呼ばれる単位です。同じ1ベクレルでも
放射線の種類によって人体に与える影響力が違いますので、その特徴を加味
して人体に対する影響力を表す単位としてシーベルト(Sv)に統一して使い
ます。1Svは1000m(?)Svです。
地球上に住んでいる私たちは年間で2.4mSvの自然界の放射線を浴びていま
すが、人体に害を与える量ではないようです。ラドン温泉などのように適度
の放射線量は人体によい影響を与える場合もあります。一方、高い放射線量
は発ガンの心配があります。科学技術庁が決めた年間許容量は50mSvです。
ガンや白血病、白内障や胎児への障害、寿命短命、遺伝障害など放射線を
浴びれば浴びるほどその発病の確率が高くなる可能性がありますので注意が
必要になります。
https://www.lifestyle.co.jp/2011/03/post_499.html
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