花粉症対策「喉の乾燥に注意!」
投稿日:2011年02月25日 13:07
この季節の花粉症対策として重要なのが「喉のケア」!「実は“乾燥”は
大敵なんですよ」と、アレルギー内科、呼吸器内科の専門医である池袋大谷
クリニック院長の大谷義夫医師が話しています。
「花粉症の症状としては、目のかゆみやくしゃみ、鼻水などがよく知られ
ていますが、意外にも喉頭症状(喉の症状)を訴える人は多いんですよ。喉頭
症状は、スギ花粉の患者の内、78%の方が症状を感じているという報告もあ
ります」と話すのは、大谷先生。喉頭症状は、喉の異常感、かゆみなどが挙
げられますが、実は、これらはアレルゲンである花粉が喉の粘膜に付くこと
で炎症となってしまう場合があります。
さらに、“喉の乾燥”に悩む人も多くなるそうで、これは鼻づまりから口
呼吸になってしまうことで乾燥感を助長させている場合と、花粉症治療薬の
影響である場合があります。花粉症を治療する抗アレルギー薬は、神経信号
を伝達するために神経細胞が放出する化学伝達物質・アセチルコリンの作用
を遮断する副作用(抗コリン作用)を起こし、だ液の分泌を減少させてしまう
そうなのです。
しかし、殺菌や抗菌作用のあるだ液の分泌が減ると大変困ったことになり
ます。花粉症がもたらす“喉の荒れ”、口呼吸による“喉の乾燥”などと合
わさって、喉の防御機能として働く、喉や鼻の粘膜の“線毛(せんもう)”が
役割を果たさなくなり、インフルエンザや風邪など、細菌・ウィルスの感染
リスクを上昇させてしまいます。こうなると、花粉症、喉の異常、細菌・ウ
ィルスの感染など、負の連鎖になってしまいます。
花粉症、インフルエンザや風邪、歯周病予防に「酸性電解水」でうがいを
したり、スプレーボトルに入れて喉をシュシュシュっとするのもお勧めです。
https://www.lifestyle.co.jp/2011/02/post_487.html
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