黒澤明生誕100年祭 IN 北杜市 薪能 「マクベス」
投稿日:2010年09月13日 09:00
黒澤明生誕100年祭 IN 北杜市 薪能 「マクベス」
解 説 蜘蛛巣城と能 増田 正造(能楽評論家)
上 映 八島 黒澤明監督未公開映像
能 舞 人間五十年 作曲:玄祥梅若六郎、舞:梅若晋矢
新作能 マクベス 辰巳満次郎
日 時:平成22年10月8日(金曜日)開場:16:30(雨天決行・荒天中止)
開演:17:30 から19:40頃終演予定
協賛金:一万円(全席指定)
会 場:身曾岐神社 能楽殿
山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3401 0551-36-3000
JR中央線→小淵沢駅下車(タクシー5分)
中央自動車道→小淵沢I.C.より車で5分
申込先:黒澤明生誕100年祭 IN 北杜市 薪能
東京都港区芝浦2-6-11-608 03-5809-6363
黒澤明生誕100年祭 IN 北杜市 薪能 「白田村」
「私が能にひかれたのは、その独自性に驚嘆したからだが、それがあまり
にも、映画とはかけ離れた表現方法だったから、かもしれない(黒澤明『蝦
蟇の油』より)」。映画「影武者」。武田信玄の喪を秘しての凱旋薪能「田
村」の場面は、まこと美しい。今回身曾岐の神域、日本一の能舞台で、黒澤
明監督が特に心を寄せた喜多流によって演じられる。前シテを友枝昭世、後
シテを塩津哲生という名手競演の現代の贅である。曲名も「白田村」と替わ
るほど白装束凛々しい演出である。
27年前黒澤明監督は、喜多実「翁」、後藤得三「羽衣」を核に、喜多節世「
道成寺」全曲、能の美を後世に伝えるという壮大な構想を描かれたが、中尊
寺能舞台で舞う「八島」のみが撮影された。若手を代表して山本則重の「那
須」がこの映像初公開に花を添える。「八島」の特別な演出の、狂言方の重
い習いである。
能楽評論家 増田正造
https://www.lifestyle.co.jp/2010/09/100_in.html
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