家庭用エアコン
投稿日:2010年05月21日 09:00
これから暑くなる時期に最も需要のあるルームエアコンの販売が好調です。
近年は省エネ性能を高めると共にウィルスや菌、花粉などの抑制機能を強化
した製品が主流でエアコン暖房の利用も広がり、冬でも購入者が増えていま
す。家庭用エアコンでは、一般的なリビングダイニングに対応した14畳タイ
プが主要商品で、消費者がエアコン購入の際に重視するのは、「電気代節約」
など省エネ性能が84%と最も多く、次いで「予算内の価格」が77%、「空気
の清浄・除菌・脱臭機能」が57%と続いています。
パナソニックのXシリーズは自動的に省エネ運転する「エコナビ」機能が
好評で、室内機に3つのセンサーが搭載されています。人の居場所や活動量
を検知し、人のいる場所を中心に体感温度に合わせて快適な風を送るセンサ
ーと家具を避けて人に届くように風向きを制御する間取りセンサー、窓から
の日差しの変化に合わせて冷暖房を自動的に調節する日射センサーです。エ
コナビを使うと暖房時では70%の省エネになるようです。空気中の水分を集
めて高電圧をかけ、微細な水に含まれたイオン「ナノイー」を生成し除菌や
脱臭に役立てる機能と室内機には現在の温度や電気代が表示できるようにな
っています。
日立の白くまくんシリーズは室内機の通風路や風向板などをステンレス製
にしました。ステンレスに含まれる金属イオンがカビなど雑菌の繁殖を抑え、
エアコン内部を清潔に保ちます。「イオンミスト」と呼ぶイオン発生機能に
より放出された大量の微細な水滴が肌・髪に潤いを与えたり、花粉などのア
レルギー物質や浮遊カビ菌の活動を抑えたりする機能を備えています。リモ
コンは室内機と双方向に通信し、リモコンを置いた周辺だけに送風する「エ
リア・エコ」機能が付いています。リチウム電池とソーラーパネルで10年間
は乾電池不要で液晶画面に電気代と二酸化炭素排出量の目安を表示できます。
シャープのSXシリーズは「プラズマクラスター」というイオンの放出量
を従来機の約3.5倍に増やしました。浮遊ウィルスの抑制をはじめ、カビ菌
やアレルギー物質、臭いなどの分解、除去効果を大幅に高めています。運転
終了後、室内機内部にこのイオンを放出して付着カビ菌の増殖を抑えていま
す。冷暖房以外にイオン発生器を空気清浄のみで利用するユーザーもいます。
https://www.lifestyle.co.jp/2010/05/post_414.html
|