エコトラブル

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 エコトラブル

投稿日:2010年04月07日 09:00

 環境・エコへの関心が高まる中、国や自治体が相次いで補助金制度を設け
たことから、関連商品などの家庭への普及が進んでいます。人気の反面、過
剰なセールストークなど販売を巡ってのトラブルも増加しています。

 消費者センターに寄せられた苦情では、太陽光発電を導入すると売電収入
でシステムの分割代金を賄えるといった説明を受けたが、思ったほどの収入
にならないといったケースや設置方法がいい加減な業者だと性能が十分に発
揮できていないケースがあります。太陽光発電などのソーラーシステムに関
する苦情相談は、2009年4月から10月までに約1100件と前年同期と比較して
35%も増えています。

 一方、未公開株を巡るトラブルもあります。環境関連企業なので値上がり
が確実といって株を売りつけるケースで、数ヶ月後に上場を予定しており、
上場後は確実に上がると説明され株を購入したが予定日になっても上場され
ず、会社に問い合わせても社長が出張中で答えられないといったまま、会社
そのものと連絡が取れなくなったというものです。

 環境産業は今後伸びるだろうという消費者心理につけ込んだ手口なので注
意が必要です。太陽光発電の補助金の申請は業者も代行できますが、補助金
申請の際にこれまでに起きたトラブルの事例などの説明をするために本人か
家族に限定している自治体もあります。国民生活センターは複数の業者から
見積もりを取ったり、補助金が受給できるかを自分で調べたりすることも大
切と指摘しています。また、太陽光発電は発電量をチェックしておくとトラ
ブルが判明したときに有利になることもあります。

 使い方によりエコ効果が変わる商品もあります。例えば、エコポイント効
果で購入者が増えている薄型テレビは、明るさ設定に注意が必要で、標準と
最も明るいの設定では消費電力が3割も違うケースがあります。視聴に問題
がない程度まで明るさは落としたほうが良いようです。地球温暖化を防ぐた
めには環境に配慮した生活は大切ですが、環境やエコといった言葉をやたら
に多用する業者の場合は疑ってみることが必要かもしれません。



https://www.lifestyle.co.jp/2010/04/post_406.html
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