最新赤外線調査技術
投稿日:2009年11月06日 09:00
従来の赤外線による外壁の雨漏りや劣化診断技術は、“精度に問題がある”
との認識が多かったようですが、最近は素人でも簡単に隠れた症状をピンポ
イントで見つけ出せる精度の高い調査技術に生まれ代わりました。赤外線調
査技術のレベルを変貌させた原動力は、二次元画像解析診断判定フィルター
「エキスフィルター」の開発です。調査目的の適応対象は11項目にも及び、
応用性に優れた非破壊調査技術になりました。
赤外線カメラ〔赤外線放射温度計〕のメーカーが提供している赤外線温度
分布画像は、表示カラーと温度スケールを照合して表示温度を判読しますが、
エキスフィルターは測定対象面の表示放射温度データに存在する、水、熱、
空気、水蒸気の数値情報と影響度合を表示させる機能を備えています。さら
に表示、抽出した現象範囲の追跡操作を行なうことで、現象発生の源へ到達
することが可能になります。何度も対処したにも関わらず成果が現れないと
いった「原因の究明と対策」に欠かせない改善対策技術です。
非破壊で行なわれる赤外線調査は通常の生活に支障を与えることがありま
せん。第三者調査機関に委託した場合、調査現場から持ち出される情報は、
解析診断に必要となる赤外線カメラを向けて測定した温度データだけです。
赤外線カメラとエキスフィルターを組み合わることにより総べての情報は
外部へ漏洩する事がなくなります。大手ゼネコンや中堅ゼネコン、大手住宅
メーカーでこの赤外線調査技術を実際に活用しています。既存建物を赤外線
調査して結果を基に対応策を提案することは、お客様の信頼につながります。
調査に使われる赤外線カメラ最上位機種は、センサ性能を示す最小検知温
度差が0.045℃、画像解像度を握る画素数が水平640×垂直480の製品が一般
に流通しています。センサ性能は、自然の状態で瞬時に測定した赤外線温度
分布画像のデータから、精細な情報を探し出す事を容易にしています。例え
ば、コンクリート表面から100mm付近にある要注意症状や、厚さ6mmの鋼板
に包まれた内部構造の様子や裏面に発生した錆の他、溶接不良箇所の状況を
迅速に確かめる事が可能です。
建設業界に出回っている類似した性能の赤外線カメラで測定した赤外線温
度分布画像でも、今までは判断が難しい現象もこれまでの操作方法を替えな
いで、簡単に知る事ができ、さらに細部を見届ける画期的な機能を備えてい
ます。
新規調査事業・社内現場活用・住宅再保証・保全対策事業や全国拠点サー
ビスビジネス等に「エキスフィルター」は強力な即応性ある商材として異業
種からも成長株として注目されています。導入を検討する価値は十分にあり
そうです。
資料の請求、お問い合わせはライフスタイル総合研究所03-3449-1021まで
ご連絡ください。
https://www.lifestyle.co.jp/2009/11/post_357.html
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