「メタボリックシンドローム」1
投稿日:2007年04月12日 15:52
◇メタボリックシンドロームの定義
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪がたまること(内臓脂肪型肥満)
1)高血糖
2)血圧高値
3)脂質異常(高トリグリセリド血症または低HDLコレステロール血症)
のうち2つ以上を併発し、動脈硬化を起こしやすい状態といわれています。
皮下脂肪は皮膚のすぐ下にたまる脂肪ですが、内臓脂肪はお腹の中などの臓器の周りにたまる脂肪です。肥満のなかでも内臓脂肪がたまる内臓脂肪型肥満は生活習慣病である糖尿病、高血圧、高脂血症を合併しやすくなります。
◇急に騒がれ始めた理由
これまで内臓脂肪型肥満・糖尿病・高血圧・高脂血症などの生活習慣病を複数持っている人は、全く持っていない人に比べて心筋梗塞などにかかりやすいことがわかっていました。一つ一つの生活習慣病は軽症であっても合併すると、動脈硬化が進みやすくなるのです。
中でも、内臓脂肪型肥満・糖尿病・高血圧・高脂血症の4つ全てを持っている状態は、“シンドロームX”や“死の四重奏”と呼ばれます。さらに、内臓脂肪がたまることによって、糖尿病・高血圧・高脂血症を併発しやすいことや、脂肪細胞が分泌する物質が大きな役割を果たしていることなどがわかってきました。
そこで1998年にWHOは“メタボリックシンドローム”という名称と診断基準を発表しました。
https://www.lifestyle.co.jp/2007/04/post_194.html
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