統合医療展2007
投稿日:2007年01月09日 10:24
「統合医療展2007」(1月17-18日)がパシフィコ横浜にて開催されます。同展示会では、統合医療を実践している医師・クリニックをはじめ、EBM訴求型のサプリメントメーカー、治療機器メーカー、統合医療を推進する協会・団体などが出展し、医師、薬剤師、栄養士、看護師、鍼灸師、柔道整復師などの医療従事者や医家向け流通業者・ヘルスケア関連企業の開発担当者、統合医療に関心のある一般の方などが多く来場します。また、アネックスホールでは、医療従事者が統合医療を導入・実践するための医療実践セミナー」を開催します。
キーワードは、「混合診療の原則解禁」「国民皆健診制度の施行」「広告規制の緩和」「医療法人制度改革による事業活動の緩和」等です。予防医療を中心とする統合医療実現への道筋が見え始めてきました。医療制度関連法(改正法)の施行は2008年です。このため2007年は、新体制に備える極めて重要な一年になることが予想されます。
・医師会から見た健康食品
患者のサプリメント利用実態と安全対策とは
新宿区医師会・統合医療検討委員会
東京都の委託により医師会は、「健康食品に関する安全性情報共有事業」に乗り出しました。患者の摂取している健康食品の種類や利用頻度を調べるとともに、健康被害事例についてもデータベース化します。統合医療検討委員会の活動状況を紹介しながら、健康食品の安全対策について報告します。
・がんに挑む酵素療法と温熱代謝療法
米国トランスフォーメーションクリニック教育顧問
マハマン・ママドウ生物学博士
自己免疫力を高め、生体内を正常な状態に戻し、他の治療の相乗効果を高めるためには、栄養素の獲得と老廃物の排出が極めて重要な鍵となります。米国シンシナティ大学で薬理・細胞生物学を専門とする生物学博士マハマン・ママドウ氏が、そのメカニズムを解説しながら、今アメリカで注目されている消化酵素補充療法と温熱代謝療法の効果を紹介します。(逐次通訳)
・体内重金属の測定とデトックス療法
栄養医学研究所所長 佐藤 章夫 氏
食物連鎖によって体内に蓄積される有機水銀は、許容量を超えると自閉症や記憶障害、運動障害などを引き起こす原因となることが報告されています。はたして我々は有害重金属にどのように曝露するのか。その経路と検出法を紹介しながら、体外排出を促し、消化・吸収・代謝の機能を高めるサプリメント療法について解説します。
・QOL改善のための「がん統合医療」
統合医療ビレッジ女性先端医学科部長
清水 かほり 氏
癌研病院婦人科医として、化学療法や放射線治療に携わってきた清水医師が、がん医療最前線を報告します。標準治療の有効性と問題点、補完代替医療の利点と弱点などを踏まえながら、双方を融合させる「がん統合医療」の可能性について言及します。とくに緩和ケア、QOLの改善を目指す患者本位の医療のあり方を探ります。
・メタボリックシンドロームの栄養療法
せんぽ東京高輪病院栄養管理室長
足立 香代子 氏
肥満の人はエネルギー制限が必要ですが、糖尿病の人はエネルギー制限よりも適正配分が重用です。臨床栄養の第一人者である足立氏が、栄養状態の評価・判定、疾病状態の栄養管理、サプリメントを用いる栄養管理など、臨床栄養の実践活動に役立つ方法論を解説します。
名 称:「統合医療展2007」(第3回)
日 時:1月17日(水曜日)10:00-17:00
1月18日(木曜日)10:00-17:00
会 場:パシフィコ横浜
展示ホールD及びアネックスホール
みなとみらい線「みなとみらい」駅徒歩3分
入場料:3,000円(事前登録者無料)
申込先:http://www.togo-iryo.jp/index.html
無料招待券ご希望の方はライフスタイル総合研究所までご連絡ください。
03-3449-1021
https://www.lifestyle.co.jp/2007/01/post_178.html
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