「フコイダン」について Vol.5
投稿日:2006年12月28日 15:29
キーワードは『糖鎖』という物質です。
<海藻の構造(褐藻類:メカブ)>
海藻は、細胞壁多糖・粘質多糖・貯蔵多糖の3つの層に分類されます。
細胞壁多糖
海藻は手や金槌のような鈍器ではとても切れない柔らかい網状の構造です。この柔らかく強い構造を作っているのは、主にセルロースというセルロイド状の多糖類です。
アガリクスやメシマコブなどキノコ類と同様にβ-D-グルカンの構造をした糖鎖物質です。
(細胞間)粘質多糖・・・海藻の血液や体液になる部分
海藻の表面はヌルヌルしていますが、分厚い細胞壁多糖の間に粘質多糖が存在します。このヌルヌルが水分の保持、雑菌からの防衛、傷の修復を行います。粘質多糖からは(1)アルギン酸(2)フコイダン(3)サルガッサンが糖鎖物質として検出されます。
貯蔵多糖
貯蔵多糖のデンプンはラミナランという聞き慣れない言葉ですが、アガリクスやメシマコブなどキノコ類で有名なβ-D-グルカンを指します。
アガリクスなど陸上植物は水溶性β-D-グルカンだけですが、メカブなど褐藻類は水溶性と不溶性(脂溶性)β-D-グルカンの両方を含むことが特徴です。北極など極寒の海でも水分が結合しないで生息できるのは不溶性(脂溶性)β-D-グルカンが存在しているからと考えられます。
フコイダンドリンクSTEM01(ステムゼロワン)の詳細はこちら
https://www.lifestyle.co.jp/2006/12/vol5.html
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