番号ポータビリティ
投稿日:2006年10月06日 09:23
携帯電話の番号ポータビリティ(MNP:Mobile Number Portability)とは、携帯電話の利用者が携帯電話会社を変更した場合でも電話番号はそのままで、変更後の携帯電話会社のサービスを利用することができます。MNPのメリットは、契約している携帯電話会社を変更しても、電話番号が変わらないので新たに電話番号を周知する必要がありません。又、携帯電話会社同士の競争が促進され、番号ポータビリティを利用しない人にとってもサービスの向上が期待されます。
MNP制度を実施すると、変更前の携帯電話会社との契約は解除(解約)となり、変更後の携帯電話会社と新たに契約(新規契約)することになるため以下のような注意点があります。
1.現在契約している携帯電話会社が発行したメールアドレスは引継ぎ出来ま せん。
2.現在契約している携帯電話会社が提供しているサービス(料金プラン・割引サービス等)は解約とともに終了となります。
3.コンテンツプロバイダーが提供しているコンテンツや電子マネー等は引継ぎできない場合があります。
4.年間契約等の割引サービスを契約している場合は、解約に伴い、別途費用が発生する場合があります。
5.変更後の携帯電話会社から発売されている携帯電話端末が必要になります。
インターネット生活研究所は9月25日、MNP制度について、施行直前のユーザーの意向動向を調査した結果を発表しました。同調査によれば、MNP制度について、「名前も制度も知っている」という回答が85%。その一方で、同制度を利用した場合に、「手数料が必要」であることを知らない人が21%、「メールアドレスが引き継げない」ことを知らない人が31%、「一部のコンテンツや情報サービスが利用できない」ことを知らない人が51%、「携帯端末の買い換えが必要」であることを知らない人が40%など、細かい条件については認知が進んでいないことが分かりました。
なお、上記の条件を与える前と後とで、MNP制度の利用意向を持つユーザーの割合は31%から15%に減少したそうです。MNP制度は平成18年10月24日(火曜日)から開始されます。
https://www.lifestyle.co.jp/2006/10/post_166.html
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