食品の表示
投稿日:2006年10月15日 09:21
私たちが日頃購入している食品ですが、消費者が購入するときに正しく食品の内容を理解して選択出来るよういろいろな情報が表示されています。注意してご覧になったことはありますでしょうか。
「食品衛生法」では包装容器に入れられたすべての加工食品について、食品の名称や消費期限・賞味期限、製造者や輸入者氏名、製造所の所在地、保存方法や添加物などについて、それぞれ容器包装の見やすいところに記載することが義務づけられています。
まず、加工食品は目立つ表側に健康や美味しいなどの言葉が並びますが、裏側にあるラベルに注目しましょう。まず商品の名称があって、次に原材料名があります。原材料名の欄には原材料と添加物が一緒に表示してあります。それぞれに含まれる量の多い順に表示する決まりになっていますので、アミノ酸等の調味料の後に書かれてれているのが添加物と考えていいようです。
次に原産地の表示やアレルギー、遺伝子組み換え作物を使っているかなどの表示があります。ただし、遺伝子組み換え作物の混入率が5%以下であれば「遺伝子組み換えでない」と表示することが認められています。卵やソバなどアレルギーを引き起こす恐れのある原材料を含む食品も「原材料の一部に○○を含む」などと表示されます。
「有機農産物」は栽培期間だけでなく、種まきや苗の植え付けをする2年以上前から化学肥料や農薬を使っていない食品に表示されます。「特別栽培農産物」は通常の栽培法に比べて、農薬の使用回数や化学肥料の使用量が半分以下のものに表示できます。生鮮食品の場合、農産物は国内なら都道府県名、輸入品なら原産国名が表示されます。水産物も同様ですが輸入した水産物の場合、原産地名が水揚げした国を書く場合もあれば、漁獲した海域にかかわらず船が所属する国籍を記入する場合もあるようです。
国産牛肉のラベルには個体識別番号やロット識別番号の表示が義務づけられていて、この番号から牛の生年月日や生まれた場所を調べることが出来ます。鮮魚や食肉など腐りやすいものには食べられる期間を示す消費期限が表示され、卵は品質の特性を十分に保っているという意味の「賞味期限」を表示しています。主婦の方はよく見て買うと思うのですが、世の男性も表側の情報だけでなく裏側の表示内容をよく確かめ、吟味して買ってはいかがでしょうか。
https://www.lifestyle.co.jp/2006/10/post_155.html
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