バリアフリー

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 バリアフリー

投稿日:2005年11月15日 14:20

 近年、住宅をリフォームする人が増えてきていますが、50歳を過ぎてからリフォームに取り組むようであれば、年を重ねても住みやすい「バリアフリー化」を考えてみてはいかがでしょうか。バリアフリー化にあたってのポイントを探ってみました。

 まず、2階建ての住宅の場合は生活の場をどちらか一方の階に集めるようにします。ホームエレベータの設置が難しければ、下の階だけで過ごせるように生活パターンを見直します。次に家の中をスムーズに動けるように、なるべく間取りを簡単にするよう生活動線を単純化する検討をします。3番目としてトイレや浴室、洗面所など身体の自由がきかなかくなった時に真っ先に困る場所は、介護者が入れるように余裕をもったスペースを確保する必要があります。4番目として廊下や部屋の開口部を広げて、車椅子でも動き回れるようにします。扉も開閉しやすい引き戸がお勧めです。また、家庭内で転倒などによって事故死された65歳以上の人は年間約7500人にもなります。
段差のあるところに三角形の添え木を固定してスロープにするなどの工夫で段差の解消を図ります。

 リフォームにかかる費用に関しては、60歳以上で一戸建てに住む人が対象となりますが、住宅金融公庫のバリアフリーのリフォーム融資があります。
「床の段差解消」「廊下及び居室の出入り口の拡幅」「浴室及び階段の手すりの設置」について融資します。毎月、利息分だけを払い続け、元金は死亡時に土地、建物を処分するなどの方法で返済する仕組みがあります。上限の500万円の融資を受けた場合でも、毎月1万3000円程度の返済で済みますので年金収入だけの方も利用できます。

 若いうちは家に合わせて体を動かせますが、年を取ると身体機能が間違いなく落ちてきますので、家の方を改良しなければならなくなります。要支援や要介護になってからのリフォームでは遅いので、元気なうちに家全体のリフォームを済ませ、その後、身体が不自由になったときの状態に合わせて、必要最小限の改修で済むようにバリアフリー化を想定したリフォーム計画を考えてはいかがでしょうか。



https://www.lifestyle.co.jp/2005/11/post_4.html
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