統合医学的ガン治療
投稿日:2005年10月16日 00:49
悪性腫瘍の治療において、細胞レベルの診断(癌細胞の状態確認)と、進行度に応じた治療(手術、抗癌剤、放射線など)は必須です。しかしこれらの治療は、身体の基礎力(体質、体力、免疫力など)によって、その効果が大きく左右されるため、個人差が出てしまいます。さらに抗癌剤、放射線の治療が身体に及ぼす負担は大きく、癌が治った後も、治療の後遺症が残ってしまうことも少なくありません。
丹羽クリニック(東京都新宿区)では、患者さんそれぞれの身体の基礎力を多面的に分析し、その基礎力を高めることで、治癒力を引き出す『身体にやさしい統合医学的ガン治療』を実施しています。
統合医学的癌治療で重要なのは診断です。初めに細胞性免疫と体液性免疫の測定から、身体の基礎力(体質、体力、免疫力)を総合的に診断します。
そしてその診断に基づき、どの治療を、どの順序で、どの時期に行うべきか完治までの計画を立て、それぞれの身体の状態に最適な治療法と薬(主に漢方薬)を処方します。
癌の病因、症状、身体の状態が多様化している昨今では、治療方法も多様でなければならないと考え、私どもは身体の内側、外側、心、脳神経などさまざまなレベルと角度からアプローチする統合医学的癌治療を実践しています。この統合医学的癌治療とは、世界中の伝統医療や民間療法の中から、36年に渡る臨床データの検証を元に、科学的な効果、身体への安全性が確認された療法の中から、患者さんの状態に応じて最善の療法を組み合わせた治療です。身体への負担が少なく安全で、自然治癒力を引き出し、病気に負けない強い身体をつくる治療です。
統合医学的癌治療の中で、主軸となるのは悪性腫瘍温熱治療機を使用した温熱治療です。この温熱治療は局所の癌細胞に熱をおくることで、癌細胞を破壊するものですが、正常細胞まで破壊する心配はありません。癌の状態、患者さんの基礎力に応じて温熱の照射回数は異なりますが、1日3?5回を目安に1週間続けるだけでも、目を見張るほどの改善が見られています。
また悪性腫瘍温熱治療と並行して、抗酸化作用・抗癌作用の高いサプリメントと漢方薬を中心にした内服薬の処方。免疫力を強化するための各種療法などを組み合わせ、さまざまな角度とレベルから統合的に身体へ働きかけていきます。その結果、身体の治癒力を最大限に引き出し、癌だけでなく身体全体の不快症状も一緒に改善していくのが特徴です。
環境や食生活が変化する現代では、病気もその原因も複雑になり、「病気を完治させることが難しい時代になった」と思います。当院では、難しい病気を完治させるために、関連施設の協力の元、こうした統合医学的癌治療をはじめ、統合医学的各種病気の治療も実施しております。さらに関連施設と協力し、消化・吸収に優れ治療効果抜群の『ビタミンサプリメント』、自宅で温熱療養ができる『桐免疫ベッド』、姿勢をサポートする『桐あったかマット』など健康に役立つ各種製品の開発も行い、治療に役立ててきました。
クリニック開設以来17年の間に、約4万人の難治性疾患の患者さんを治療し、その間、診断と統合医学的な治療の方法論を確立することができました。
現在では癌をはじめ、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満などの生活習慣病、アレルギー性疾患やアトピー性皮膚炎で多くの実績を上げています。
医療法人社団 丹伎会 丹羽クリニック 院長 丹羽 正幸
・院長プロフィール
横浜市立大学医学部卒。学生時代より、漢方、伝統医学を学ぶ。卒業後、横浜市立大学附属病院第二外科(消化器、一般外科)に入局。
カリフォルニア大学サンディエゴ校に留学後、城西歯科大学(現 明海大学)外科学講座の講師を経て、1988年、難治性疾患の治療を志し、丹羽クリニックを開設。
・国際統医学会常任理事
・日本代替・相補・伝統医療連合会議評議員
・(社)日本厚生協会理事
・新宿区医師会統合医療研究会会長
・著書
『アトピー全快 汗を出すのが正しい』1966年
『ステロイドは使わないアトピーはこうして治す』2004年
お問い合わせはライフスタイル総合研究所依田までご連絡ください。
TEL:03-3449-1021
https://www.lifestyle.co.jp/2005/10/post_12.html
|