震災時帰宅支援マップ
投稿日:2005年09月16日 13:48
震災時、都心から家まで歩いて帰るための地図『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』は、東京直下型の震災時、自宅まで歩いて帰るために利用できる地図です。万が一東京で大規模地震が発生した場合、交通網は分断され、都心に取り残された約390万人の帰宅困難者は、徒歩で自宅まで帰宅することを余儀なくされます。本書はこのような場合に、都心から自宅まで帰るためのルート、及び災害時に必要または役立つ情報を示した、被災時の帰宅困難者の手助けとなる地図です。
東京都選定の帰宅支援対象道路16路線および隣接する各県の緊急輸送路をもとに、独自に選定した道路、12ルートをルートごとに紹介。災害時に水・トイレ及び情報などの提供を行なう帰宅支援ステーション、病院、広域避難所などだけでなく、全ルート実踏調査による、歩行する上での危険箇所、休憩ポイント、水飲み場などの情報を都心からの移動距離などとともに地図上に見やすく表示しています。
掲載範囲は、都心を中心に、西は横浜、八王子、北は川越、上尾、東は柏、千葉までにも及び、圏内の通勤・通学者を支援します。地図以外にも、地震への心構えや被災時の場所別シミュレーションなど対策情報も掲載しています。いざというときに備えて、予行演習として自宅までのシミュレーションウォークに、また企業などでの危機管理対策に、必携の一冊です。
・ルートごと、歩く方向そのままに地図が展開 都心から放射状に延びる帰宅支援ルートは、各ルート別に、進行方向を上にした地図で掲載。都心の起点を下に、歩く方向そのままに地図が展開する、実用的な構成です。コンパクトなサイズなので地図を開いた状態でそのまま歩けます。
・帰途に必要な情報満載
災害時に設定される、水・トイレ・情報などを提供する帰宅支援ステーション、支援体制がとられるガソリンスタンドやコンビニエンスストアなどを見やすく表示しています。また、独自の実踏調査により確認した看板・ブロック塀などの危険箇所や水飲み場、ベンチなどの休憩場所も表示しています。都心の起点からの距離表示は、徒歩1時間の標準時間である3kmごとに表示しているので、歩行時の目安となります。
・都心の起点も探せる地図
上記ルートマップの他に山手線の内側を5つのメッシュ図でカバーした「東京都心図」を掲載しています。被災時にいる地点から各帰宅支援ルートの起点までの道を探すことができます。
・伝言ダイヤルへの録音と再生方法
局番なしの「171」にかけると「災害用伝言ダイヤル」につながります。
ガイダンスに従って操作するだけで、簡単に伝言の録音や再生を行うことができます。伝言を録音できる時間や件数は次のとおりです。
伝言録音時間:1伝言あたり30秒以内
伝言保存期間:録音してから2日(48時間)
伝言蓄積数:1電話番号あたり1?10伝言
伝言ダイヤルは、毎月1日と防災週間(8月30日?9月5日)(24時間利用可能)に体験利用ができるようになっていますので、1度使い方を体験してみることをお奨めします。NTTの伝言ダイヤルのほかに、各携帯電話事業者の「災害伝言板」も利用できますので、事前に確認しておきましょう。
『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』
発売日:2005年8月1日
定価:630円(本体600円+税)
体裁:A5変形(縦210ミリ×横95ミリ)
頁数:112頁 オールカラー
縮尺:各ルートマップ 1:30,000
収録範囲:都心から国道16号内
(横浜、八王子、川越、上尾、柏、千葉など)
販売:書店およびコンビニエンスストアなど
https://www.lifestyle.co.jp/2005/09/post_49.html
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