愛知国際博覧会

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 愛知国際博覧会

投稿日:2005年03月18日 11:37

  3月25日より6ヶ月間にわたって「愛・地球博」2005年日本国際博覧会がいよいよ開幕します。121カ国と5つの国際機関が参加し、「自然の叡知(えいち)」をテーマに、先端技術と人々の多彩な知恵の結集を世界に向けて発信していきます。

 会場は名古屋市の中心部から東へ約20?の愛知県長久手町や瀬戸市にまたがる丘陵地です。会場の特徴は地上から浮かび上がった形で「グローバルループ」と呼ばれる、上から見るとひょうたん型の「空中回廊」です。資材には廃木材を使用するなど3つのR「リデュース、リユース、リサイクル」を体現しています。万博史上初めて「自然との共生」を掲げる愛知万博のシンボル的な存在となります。

 主会場の長久手会場は各国や各企業のパビリオンで構成され、瀬戸会場は市民パビリオンが中心となります。企業パビリオンでは「先端技術の体感」が共通のキーワードになっています。

 日立グループ館では来場者がジャングルなど5つの空間を乗物で移動し、最新のCGで再現された53種類の希少動物(タイマイやクロサイなど)に餌をあげたり、リアルにふれあえる疑似体験ができます。三井・東芝館では早稲田大学の森島教授らが開発した「フューチャーキャストシステム」で、上映前に観客の顔を瞬時にCG化して観客全員が登場人物になって宇宙冒険を旅する参加型CGシアターが売り物です。俳優の加山雄三さんがCG姿で船長役として登場します。日本ガス協会のガスパビリオンでは炎とマジック、芝居を組み合わせたショーが上演されます。燃える氷とも呼ばれるメタンハイドレートを来館者が実際にさわったり、燃焼実験も公開されます。

 ワンダーサーカス電力館の乗物で巡る光と音のパフォーマンスやトヨタグループ館の音楽と映像を交えた次世代ロボットショー、三菱未来館の「もしも月がなかったら」という問いで環境を学ぶことができる催しなど、他にも見所は沢山あります。

 各国や企業の出展だけでなく、会場内外で環境に優しい次世代交通システムの実験も行われます。全国初めての常電導浮上式リニアモーターカーが、藤が丘駅から会場まで約8.2?で実用化されました。トヨタ自動車が開発した中距離輸送システムは無人運転のハイブリッドバス3台が列をつくって会場内を走行します。

 9月25日までの開催期間中で、国内外から1,500万人の来場者を見込んでいます。1枚1枚固有の識別番号を持つICチップ付き入場券は、パソコンや携帯電話からパビリオンの観覧を予約しておくことができますので、混雑が予想される日でも待たずに入館できます。また、テロをふまえた安全・警備対策をとるため、入場ゲートではボディチェックが実施され、ペットボトル・ビン・缶類の持ち込みは禁止となります。



https://www.lifestyle.co.jp/2005/03/post_86.html
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