フィッシング詐欺
投稿日:2005年01月06日 14:43
金融機関などからの正規のメールやWebサイトを装い、暗証番号やクレジットカード番号などを搾取する詐欺です。
「釣り」を意味する「fishing」が語源ですが、偽装の手法が洗練されている(sophisticated)ことから「phishing」と綴るようになったとする説があります。
代表的な手口は以下のとおりです。メールの送信者名を金融機関の窓口などのアドレスにしたメールを無差別に送りつけ、本文には個人情報を入力するよう促す案内文とWebページへのリンクが載っています。リンクをクリックするとその金融機関の正規のWebサイトと、個人情報入力用のポップアップウィンドウが表示されます。メインウィンドウに表示されるサイトは「本物」で、ポップアップページは「偽者」です。本物を見て安心したユーザがポップアップに表示された入力フォームに暗証番号やパスワード、クレジットカード番号などの秘密事項を入力・送信すると、犯人に情報が送信されてしまいます。
URLに使用される特殊な書式を利用して、あたかも本物のドメインにリンクしているかのように見せたり、ポップアップウィンドウのアドレスバーを非表示にするなど非常に巧妙な手口を利用しており、「釣られる」被害者が続出しています。
対応策としては、送信者欄を信用しない、フォームの送受信にSSLが利用されているか確認します。メールに示された連絡方法(リンクなど)以外の正規のものと確認できている電話番号やURLなどから案内が本物かどうかを確認します。
みなさん、フィッシング詐欺にはくれぐれも気をつけましょう。
https://www.lifestyle.co.jp/2005/01/post_139.html
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