「ピースキッズサッカー2004」PKS
投稿日:2004年08月18日 12:09
イスラエルとパレスチナの子供たちを日本に招待し、日本の子供たちと一緒に9日間の合宿、1日のホームステイを通して異文化を理解し、違いを認め合い、相互に尊重しあえる土壌をつくろうという試みが、8月に行われます。東京での5日間は主にサッカーと、お互いを知る教育プログラム、仙台での4日間はサッカーおよび日本の伝統文化に触れるプログラムという内容です。
昨年はジーコ監督や福田選手他がボランティアで駆けつけ、子供たちにサッカー指導をしてくれ、子供もみんな大感激でした。初めは警戒していたそれぞれの国の子供たちも同じ目的に向かって汗を流し、共同生活をしている中でお互いを尊重し、大事にするという事を学んでいきます。特に日本という遠く離れた国に来ると文化の違いに戸惑う事も多く、イスラエルとパレスチナは「近い」と知って助け合い、励ましあうようになりました。これが日本でやる「意味」なのでしょう。
今年で2年目ですが、「子供たちやボランティア、スタッフのあの笑顔をもう一度見たい」そして「継続しなければならない」という思いから今年はNPO法人としての新たなスタートとなりました。今、学生から大人まで一人一人が自分の出来る事を自ら考え、行動し、8月の大会に向けて準備をすすめています。その一生懸命な学生ボランティアの姿に大人が感動し、大人の誠実さに学生もまた感動。こうしてお互いをリスペクトしあいながら素晴らしい時間を共有しています。
多くの方々に知っていただき平和の輪を広げていきたいという願いから、8月1日には渋谷区西原のJICA国際研修センターで「チャリティーフォーラム」を開催します。講師は女優の紺野美沙子さん、千葉大名誉教授の多湖輝さん他。収益金は子供達の交通費にあてられますので、興味のある方はぜひお越しいただけると嬉しいです。(参加費3,000円)
オードリー・ヘップバーンが息子に読み聞かせた言葉の中で私の大好きな言葉があります。「(略)年をとれば、二本の手をもっていることに気づくでしょう。自分自身を助ける手と、他人を助ける手と。」その言葉を胸に、今回参加する10代の子供達にとって、この経験が何かのきっかけになり、5、10年後に振り返った時、この経験の大きさを生かしてくれると信じながら私は種をまきつづけます。
★「ピースキッズサッカー2004」
詳細 ⇒ http://www.pks2004.com/
株式会社コミュニケーション リサ―チ センター 福本陽子
https://www.lifestyle.co.jp/2004/08/2004.html
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