くつろぎの空間
投稿日:2004年03月16日 11:31
ご自宅のトイレはやすらぎの空間でしょうか。毎日必ず行く場所だからこそ気持ちよく過ごしたいものです。たとえば照明や扉に工夫を凝らしたり、壁紙を替えたり空きスペースに小物を置いたり、絵を飾ったりするともっとくつろいだ空間になります。また、鏡を使うことで奥行きを感じさせることもできます。
マンションなどでは、梁や柱がトイレ内に出ていて窮屈に感じる家も多いと思います。その凸凹をうまく利用してカウンターや小物置き場を造ったり、照明の圧迫感がでないようにハロゲンを光源にしたり、鏡をうまく活用することでくつろぎを感じさせる空間にさせることが可能です。
また、リビングや子供部屋に比べてなおざりにされがちなのはトイレですが、ちょっとした工夫で変身します。快適空間の条件としては、圧迫感からの開放や落ち着いた色調や音楽、動きの邪魔にならないアクセサリーの配置や換気、香りといったものがあげられます。圧迫感をなくすには、壁紙にベージュ系やグリーン系など淡い色を用いると良いでしょう。便座の色と同じ系統の色を使えばすっきりした感じになります。壁紙に濃い色を使うと空間が狭く感じてしまいます。扉の上の壁にガラスをはめ込んで、外部の光を取り入れることも圧迫感を和らげ、明るい空間にするための手段です。
タオルかけやペーパーホルダーを手の届く位置に付け替えたり、便器後方の壁に棚を設けて写真や絵を飾ったり、かんきつ系などの香りのついた置物を置くことで気分がずいぶん落ち着いたりします。また、便器もずいぶんと進化していて、TOTOの「ネオレスト」は貯水タンクのない省空間トイレで、便器の先端からトイレの壁までの長さを示す奥行きは約66cmと同社の従来品より約13cmも短くなっています。INAXの「サティス」も奥行き65cmの省空間トイレで、同社の従来品と比べて14cmも短くなっています。これによりトイレ内での動作空間は35%近く広がりました。
よそのお宅でトイレを拝借したときに、その家の個性がよく感じられます。玄関やリビングと同じように、トイレにも気を使って個性と安らぎのある空間造りを工夫してみてはいかがでしょうか。
https://www.lifestyle.co.jp/2004/03/post_36.html
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