防音対策

ライフスタイル総合研究所



 防音対策

投稿日:2004年01月16日 11:36

 ペットの鳴き声やピアノの音、エアコンの室外機や洗濯機、掃除機の作動音やテレビの音など、暮らしの中には様々な音があります。防音には壁や床の工事が必要だと考えられがちですが、一般の人でも工夫できる対策があります。大がかりな工事は対策を施した後でも遅くはなさそうです。

 音は空気などを通じて伝わります。窓にすき間があり、家の内外を空気が行き来していると家の中の音は簡単に外に漏れてしまい、外の音も中に入ってきます。例えば、こうした窓やドアのすき間にゴム製のテープを貼ると、音の聞こえ方が変わることもあります。テープはホームセンターなどで4百?5百円で買えます。また、カーテンを換えることもひとつの方法です。一般に重い材質で目が詰まったカーテンほど音を通しにくい性質があります。窓の下や横の部分が少し余るくらいの大きめのサイズを使って、窓の周囲をすっかり覆い隠せば、より効果的です。

 壁からの音が家の中に入ったり、外に漏れる時は家具をその壁を隠すように置くと効果があります。家具はタンスや本棚のように重く、壁の大半を覆う大きさがある家具が良いでしょう。マンションでは自宅の音を階下に伝えにくくする対策に気を使いたいものです。毛足の長いじゅうたんや裏地にゴムが着いたカーペットなどを床に敷くと効果的なのですが、掃除やダニが気になってどうしてもフローリングでなければという場合はできるだけ音を遮る性能の高い床材を使用したいものです。

 エアコンの室外機や洗濯機の振動がうるさい時は機械の足の部分にゴム製のマットを敷くと下に響きにくくなります。プチルゴムという素材のテープなどを貼っても機械の振動を小さくすることができます。

 ホームシアターなど大きな音で音楽や映像を楽しみたい場合には室内の壁や床、天井などの本格的な防音と音響効果を考える必要があります。部分的な対策で効果がない場合は家全体の防音工事をするしかないのですが、その場合はどの音をどの程度小さくするのか目標を具体的に決めて、専門の業者に相談したほうが良いでしょう。



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