エネルギー革命
投稿日:2003年12月23日 10:22
現在、地球上で深刻化している気候変動の元凶は化石燃料の燃焼に伴う二酸化炭素の過剰な排出ですが、最先端技術は今世紀のうちに二酸化炭素を伴わない再生可能なエネルギーへの切り替えを可能にし、気候変動を食い止めてくれそうです。しかし、再生可能なエネルギーのメリットは気候を安定させることだけではありません。
大きなメリットの一つとして、太陽光、風力、水素エネルギーなどは世界のどの国でも国内で生産することができます。つまり、海外からの輸送に伴うリスクがないということです。さらに、原発などに比べると、テロ攻撃や地震などの災害にも強く、発電設備も短期間に建設できるし、小型発電も大規模発電も可能です。また、多くの新しい雇用を創出することにもつながります。
すでに再生可能なエネルギーに切り替える動きは世界各地で始まっています。世界のエネルギー消費は人口増加、都市化、経済や産業の拡大のため、2020年までに現在よりさらに60%も急増すると推定されています。エネルギー革命が起きないかぎり、今後増えるエネルギーのほとんどは化石燃料から得ることになります。
エネルギー革命を起こすために、今すぐとりかかることのできる方法が少なくとも二つあります。一つは各国の政府が公の電力や燃料に再生可能なものを使うこと。もう一つは市民の意識改革です。コストが少し高くても個人が新エネルギー(太陽光、風力、水素エネルギーなど)を使用することです。
その他、市民一人ひとりが省エネルギーに努めるのは言うまでもないでしょう。
https://www.lifestyle.co.jp/2003/12/post_116.html
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