「芽だし野菜」のすすめ

ライフスタイル総合研究所



 「芽だし野菜」のすすめ

投稿日:2001年12月17日 02:40

 芽だし野菜(スプラウト)、聞き慣れない言葉ですが、速い話しが、種子、豆が芽を出したところを野菜として食べてしまう事です。刺身のツマにでてくる、蓼やもやしがこの分類にはいります。

 「蓼食う虫も好き好き」との格言があるように、植物が芽をだした状態は、虫も避けるほどに、生命力がみなぎり、土から空へと邁進します。この時点では水だけで成長します。この芽だした状態を調査した、アメリカのジョンズホプキンス大学、タラレイ教授がブロッコリの芽だし野菜のなかには、成長したブロッコリよりも20倍?50倍にもなる、ガン抑制効果の高いスルフォラファン酵素が含まれていることを発見しました。

 高齢化のすすむ日本での死亡者の割合のトップがガンであることはご承知のとおりです、約30万人の人がガンで命を落としています。交通事故死は約1万人ですので30倍にもあたります。

 ガンの発生要因はDNAで遺伝的などといわれますが、(ガン発生原因は生活習慣によるものがもっとも大きく、特に食生活との関わりが非常に大きい)ことが米国の国家プロジェクト「デザイナーフーズ計画」で明らかになりました。

 食生活のなかに芽だし野菜を取りこむことをお勧めします。ブロッコリ芽だし野菜がガン抑制効果の高いスルフォラファン酵素を多量にもつことを書きましたが、1週間に成長したブロッコリであれば1kg、ブロッコリ芽だし野菜では50g(芽だし野菜は20倍?50倍多く含まれる)を食べることです。

 種子、豆が芽をだすときには、その他にも多くの力が働きます。発芽時にはビタミン類が急激に増加します。種子は水と光、温度条件が満たされると新陳代謝が活性化して発芽し始めます。この段階で植物は、種子の状態では存在しなかった種類のビタミンや、その他の栄養成分を合成するようになります。

 テレビ「あるある大辞典」にてブロッコリ特集がありましたので見た方も多いのではと思いますが、スーパースプラウトとしてスーパーに並ぶことになりますので、是非食べて見てください。

 家庭で簡単に芽だし野菜を作ることが出来ます。道具はザルがあれば、芽だし野菜の種を撒いて、水を1日3回かけるだけです。3日間すれば食べられます。注意点は、種子を芽だし野菜として食することが出来るものを購入することです。つまり、収穫から保管、発送までを一環した衛生管理のもとで、販売されているものが必要です。

 園芸店で販売されている地面にまく種子は絶対に使わないで下さい。土壌菌、カビを殺す為に「チウラム」など毒物が塗布されています。農家の人が畑に撒く種子とは異なりますので、種子は芽だし野菜用の食べられるものを使用して下さい。サラダとして生で食べられるように収穫から流通、保管とHACCPというです。

 「だれでも野菜は食べますが、だれでも野菜を作ることはできない。」との考えは過ちです。自分で育てて、収穫、食卓へと、芽だし野菜であれば、だれでもが野菜をつくることが可能です。食生活習慣に芽だし野菜を追加することをお勧めします。



https://www.lifestyle.co.jp/2001/12/post_71.html
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